マクラーレン702S

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720S(McLaren 720S)は、イギリスの自動車メーカーであるマクラーレン・オートモーティブが生産している自動車である。
車名の720Sは720馬力であることを意味している。

 

720Sは、2017年3月に行われたジュネーブショーでお披露目された。
この720Sから、マクラーレンの中核モデルであるスーパーシリーズは2世代目に移行し、いわゆるP1ルックではなくなり、先代モデルの650Sからボディ・エクステリア・エンジンがすべて刷新された。
650Sのバスタブ型のモノセルから、720Sでは「モノケージII」に進化し、AピラーからBピラーまでセンターピラーでつながる構造となった。
マクラーレンの車種の特徴であるディヘドラルドアはルーフ部分までまわりこみAピラーにもヒンジを持つダブルヒンジ式とされた。
グレードは、標準車の「スタンダード」、「パフォーマンス」、「ラグジュアリー」の3タイプが用意される。

 


Slammed 800whp McLaren 720s w/ Titanium Exhaust

 

エンジンは、MP4-12Cから3.8LV型8気筒ツインターボエンジンであるM838T型が長らく使用されていたが、720Sからは新エンジンである4.0LのM840T型が搭載される。
これにより、最高出力は650Sの650馬力から720馬力と大幅に向上した。
油圧制御のサスペンションは「プロアクティブシャシーコントロールII」に進化、ドライブモードは「コンフォート」「スポーツ」「トラック」から選ぶ事ができる。
また新機軸として特筆すべきは「可変ドリフト・コントロール機能」である。
中央のインフォテイメント画面から指でスワイプするだけでドリフト角度を設定することができ、一般のドライバーでもドリフトが楽しめるとのことである。

 


Carbon Fiber Overload - Garage Goals McLaren 720S

 

720Sの最大の特徴でもあるアイソケット(眼窩)と称したヘッドライトユニットは照射角度がステアリングによって変化するアダプティブLEDマトリックスヘッドランプを採用、ヘッドライトの下部はデイライトを兼ねたシーケンシャルウインカーを搭載している。
さらにその下部はオイルクーラーに空気が流される構造となる。
650Sには両サイド後輪直前にエアインテークがあったが720Sはサイドウインドウ後方に設けられた。
ドアパネルにはバージボードが設置されダウンフォース増加に寄与している。

 


【ワイルドスピード スーパーコンボ】マクラーレン720Sの最高にカッコいいシーン

 

インテリアではメーターパネルは折りたたみができるようになっており、サーキット走行などではパネルは折りたたまれタコメーターとスピードメーターのみ表示されるという仕組みである。