ラムジー

 

ラムジーとは、“神の目”として知られる最強の追跡装置(ハッキング装置)を作成した女性ハッカーであり、発明者。
“神の目”は、携帯や衛星、コンピューター、ATM、どこにでも侵入できる優れもの。カメラを使って、人探しも可能。
10年かかった追跡も2時間で済んでしまう。
つまり悪の手に渡れば、恐ろしいことになる。

 

ラムジーは“神の目(God Eye)”として知られる最強の追跡装置(ハッキング装置)を作成し、悪用しようとするテロリストのジャカンディに拉致された。

 

アゼルバイジャンのコーカス山脈での移送中にドムたちに救出され、彼らを信用したラムジーは“神の目”の在り処を教える。
“神の目”を取り戻すため、一行と共にアブダビに向かったところ、託した友人のサファーはことの重大性を知らずに隠したパーツごとヨルダンの王子に売ってしまっていた。

 

ラムジーは右から2番目。

 

取り戻す方法は、王子の車がある、その夜開催されるパーティー会場に潜り込むことのみ。
ドムたちはドレスアップして、超高層タワーの最上階で行われるパーティーに繰り出す。
“神の目”は、最高速度は390キロで防弾仕様の、世の中に7台しか存在しないという貴重な車のパーツに使われていた。テズとラムジーは作戦を指揮し、警備システムを操作しようと試みるが、レティが警備に気づかれてしまう。
混乱のなか、ファミリーを追ってデッカードも登場。
この状況を脱出するためにドムは、ブライアンとともに王子の車に乗り、超高層タワーを壁を破って飛び移る(ブレーキも効かない!)という決死の手段で、“神の目”を取り戻した。

 

約束通り、ミスター・ノーバディーから“神の目”を使用することを許されたドムはデッカーの隠れ家を突き止める。
ドライバーであるファミリーを殺し屋にしたくないドムは、一人で乗り込もうとするが、ブライアンは見抜き、ミスター・ノーバディーとともに向かう。
この時デッカードは、“神の目”を悪用しようと企むテロリストのジャガンディと手を組んでいて、ドムとミスター・ノーバディーを返り討ちにあい、“神の目”はジャガンディの手に渡った。

 

LAでの最終決戦、ドムとファミリーは入念な準備のもと、闘いに挑む。
テズが考えた作戦は、ジャカンディが持つ“神の目”をハッキングし無効にさせること。命を狙われているラムジーをファミリーの車から車へと移動させながら、ハッキング完了まであと少しのところまでいくが、信号を発信していた塔を爆破されてしまう。テズは携帯電話の中継アンテナで代用することを思い付き、ブライアンを屋上のアンテナへと向かわせる。
阻止しようと追ってきたキエットを負かしたブライアンは、ケーブルをつなぐことを成功した。
ジャカンディの攻撃は続き、レティの車に乗ったラムジーらは絶対絶命の危機に。
無人攻撃機ドローンが迫った時、病院から助けに駆けつけたホブスの救急車がドローンに突撃して破壊し、ホブスの頼もしさにラムジーは安堵する。
ラムジーはハッキングを完了し“神の目”を無効にするも、ホブスの弾も尽きて再び危険が迫っていた。
デッカードを倒したドムは最後の賭けに出る。
手榴弾の入った袋を持ち、ジャカンディのヘリコプターを目がけ、ビルの屋上からダイブ。ヘリコプターは手榴弾で爆発するが、ドムも車の中で瀕死の状態となっているところをファミリーたちにより助け出される。
レティが人口呼吸をしても息を吹き返さなかったが、彼女の腕に抱かれついに「記憶を取り戻した」と告げた時、ドムも蘇る。

 

穏やかな浜辺で、ラムジーもファミリーに加わって全員が集合。
ブライアンとミアとジャックが、波打ち際で仲睦まじくする姿を皆で見つめる。
ブライアンの居場所は家庭だと誰もが感じた時、何も言わずに立ち去ろうとするドムに、ラムジーが「さよならも言わないの?」と尋ねると、「別れなんかない」と車で走り出す。